2014.10.7(火) 白川郷へ行く
台風18号の影響で出発を1日ずらして、初日の行き先 白川郷の更に北にある 五箇山の合掌集落を断念
それと その北へ向うと 富山の南砺市にある アニメ制作会社のP.A WORKSも断念となりました
更にそこまで行くと P.A WORKSの作品 「花咲く いろは」の舞台となった 湯涌温泉もあり 丁度 イベントが10月11日に予定されてたのですが

チケット販売の時 この方面に行くなんて考えていなかったので、これも含め
五箇山 制作会社のP.A WORKS前、 花咲くいろは 聖地巡礼 の3箇所 断念しました。

白川郷ICから五箇山の1番奥まで およそ30Km PA.WORKSの入っている建物の 南砺市企業家支援センターまでは
高速を使い一直線なら 約40Km

湯涌温泉まで58Km 3箇所めぐるルートだと 67Km 移動で1時間40分ほど掛かることになります
又機会があればと言う事で

日曜 夜の移動が  6日月曜日の夜移動になりました。

新東名から東名高速へ 東海環状道路から東海北陸自動車道を経て 4時間10分で到着

岐阜辺りでは、台風が通り抜けた後と言う事もあり 空が非常に綺麗で星が走りながらでも良く見えたほどでした
白川郷ICでは 外気温は9℃ 辺りは霧に覆われて真っ白な世界 車を村営の駐車場 「せせらぎ公園」に止めると料金発生するので
入り口のトラックが余裕で置ける駐車エリアに止めて、寝ることにした。
 
5:15起床 トイレの為 IC近くの 道の駅 白川郷へと移動 最初からここで寝てても良かったのだけど・・
トイレ近くの通路や壁には 大きな 蛾が沢山いた
気温が低かったこともあるのか、舞ってはいなかったけど そこらじゅうにいた

生理的にダメな人はダメだろうね
 
さて、車で早朝居るからこそ この霧に包まれた景色を堪能できるってもんだ
日が昇るまで待っていることはない   熊 の目撃情報があり 早朝 夕暮れ過ぎなど注意情報が出ている中

出歩いてみた。 と言っても 危ないので車で移動しつつ 道沿いだが



ぐるり 周り 最後に 荻町城跡展望台へ向う  ここは 合掌集落を一望できる場所である他に
駐車場も無料なので、今日一日 ここに車を置いて行動するためなのです。

真っ白な世界から 日が昇り 温められて集落が現れ始めた  7:45
8:16には完全に晴れ渡った


視界も開けたし 日が昇れば 熊には遭わないだろうと 歩いて集落内へ


日に温められ夜露で濡れた藁葺から水蒸気がもくもくと立ち始めた


9:07 平日とあってか定休日の食事処 「忠兵衛」 のお店の藁葺屋根の藁の交換作業が始まった
部分的に交換していくのかな


一通り歩いて見た感じでは 紅葉はまだだし 季節感が分かるような 花などの植物があるのは限られている為
写真として ここだ!と言うポイントは余り無い

紅葉もしてない、ましては 深い雪に包まれているわけではないとすると 外から見る合掌作りの景色は 建物が 大きいか小さいか
孤立してるか、集まっているか位になる

霧の朝を見て回っていた為 10時頃には  飽きてしまった^^;
その頃には観光客や修学旅行?と思われる学生の団体や外国人の人など 急に人が増えた

人が増えたならとせせらぎ公園駐車場の 総合案内所へ
世界遺産登録となると 地図も何カ国も用意しないといけないのか



こちらの博物館は 大人1人500円と 有料
まぁ せっかくなので入ってみた 観光客は最初集落の方へ行くのか こちらは閑散としていた






一回りし 駐車場内の売店で 小腹が空いたから、飛騨コロッケ200円と揚げもち200円を食べて
再び集落側へ 移動



せっかくなので、300円支払い 中を見学




蚕の繭 真っ白で綺麗だ
2Fは蚕の養殖をした道具など展示してある
普段からなのか、台風の雨なのか 川には豊富な水が流れている
覗き込むと そこには ヤマメが 冷たい清流を好む魚が普通に居るんだね

最近は小川など 道路拡張で側溝に変えられて 蓋がかかってしまうので 小川があること ごく自然に川に魚が泳いでいることを見ること自体
随分減った 小川に魚を見るなんて どれほど振りだろうか

沢に小さな小魚程度はあるけど、久しく見てないよな


別の水路には囲いをつけて ニジマスが泳いでいました これは食用だと思うけど

こちらは白川郷で1番大きな合掌作りの 長瀬家

現在の価値だとどれくらいだろう?と気になってみた

Q 今ならどの位の金額?
http://okwave.jp/qa/q196811.html

あれ?もう一桁二桁いくと思ったけど そこまでではないようだ それでも 今手に入れようとすればかなりの金額になりそうな樹齢の檜とか
豪快に使われているんだね。

1箇所入ったなら 3箇所入るかと言う事で、こちらも300円支払い中へ
こちらは入ってすぐ左手に階段 正面に囲炉裏が 右手にお座敷があります そのお座敷に吊るしてあったのがこれ
随分軽いものらしく 肌では感じることができないような風を受けて くるくると動いてまして

中にある人形もくるくると回ったりしてました


気になって受付の方に 触ると柔らかいものですか? 形をどう維持して作られたのでしょうか?
と 訊ねた処 御かみさんが頂いたもので、 詳しいことは分からないみたいでした

ただ  中の人形がさるぼぼやカッパなんかもあるらしいです。
2階に上がると 農耕具などが展示してあります


その中で 目に止まったもの 1品ありまして それが この筵(むしろ)編み機
これ事態に興味が湧いたというよりは柱になってる部分に書かれている 文字  静岡式副利号 と書かれている

更に 分かりにくいが左右に通る板の部分に 袋井の文字が

静岡の袋井産なのこれ?とちょっと興味が湧きググッたけど出てこなかった


建物の裏には1畳ほどのスペースに石垣の階段と池が 中には イモリが数匹居ました


裏手に在った為か 誰も居ない  存在すら知られてなさそう


次に向ったのは、神田家
中に入ると 目の前には広い居間があり 囲炉裏には火が焚かれ
煙が部屋全体を覆っていました 通気性が非常によい為 煙は2階 3階へと昇っていき

部屋全体が息苦しいてことはありません 視界はけむったいけど


子供のグループが居た為 家の主人が子供に その電話は「となりのトトロ」にでてきたのと同じだよ と説明していました

2階に上がると 農耕具や蚕養殖の道具など展示工具の種類は 先ほどの家とは種類が違う物が

3件まわったけど、展示してあるものは みな別々で、見て回っても損では無いと思います

関心が無いなら別ですが
煙で燻されて藁には油が付き、シロアリなどの害虫駆除や腐敗処理に乾燥や雨を弾く 効果もあるんでしょうね
これで先人の知恵

他には雪の重みを逃がす為のあそび(逃げ)など随所に洗礼された技術が使われていました
どの家か忘れたけど ビデオで流れているので、時間があれば見て行くのも良いでしょう。
 
本来なら もっと紅葉している時期や 本格的な雪降る 冬の時期に来ればより楽しめるのでしょうけど
機会があれば 来て見たいですね。
18:00 日が落ちて灯が点った頃 白川郷を後にし 上高地へと向うのであります。