総火演から帰って来て 風呂に入り写真の確認をして ネット
コミケ前に偶然 このくじらの解体の動画を見たのが 行って見たいと思った切っ掛けで
日本では北海道の網走、函館、宮城県の石巻市鮎川、千葉県南房総市和田、和歌山県太地町の5箇所でしか見ることができない

今回の場所が千葉県南房総市和田漁港 と静岡から遠いようで近い場所なので取り合えず 電車でのルートを確認しておき
行った所で何時上がるか分からない運しだい ホテル連泊も金が掛かるから 車のルートも調べておこうかなとそこで止まってたんです

情報発信している サイト を見る限り お盆中も操業するが8/14時点で数日取れておらず 残り4頭
http://gaibouhogei.blog107.fc2.com/


行くなら確実に 見たい しかし 今日18日は総火 22日はハローワークの認定日 23日はライブ

とすると 24日日曜日から車中泊の覚悟で行くかとのんきに構えてたんです
なら 周辺の道の駅や夏場だから 昼間時間を潰す為の観光場所や温泉場とかも必要だな〜とか


で  帰って来て なんとなしに 情報サイト見たら 本日上がりました 明日 9時半の解体開始します 残り枠は1頭になりました と書かれてるじゃないですか!?
どうする どうする どうする!!

時刻は20時過ぎ 明日の朝9時半前に着くにはどうするか、ここから調べまくり

22:25分 ガソリン満タンにして 飛び出した

新東名、東名経由の高速を使い 厚木まで行き ここから 平塚、茅ヶ崎市 江ノ島前の海岸を抜け 鎌倉 逗子市 横須賀に向かい
南房総半島へ渡る フェリー乗り場へ着いたのが1:52分 200km程

このフェリーの1番便に乗らないと間に合わないので、これでひとまず 安心   一眠り  逗子市に入り横浜横須賀道路の高速を使う予定が
全然気づかず 抜けちゃって 24号 16号と横須賀街道を走ってた 気づいたときは遅かったのでそのまま来ちゃった訳で 道間違いは相変わらずである(笑)

5時ごろ起きて 明るくなってきた中を散策
金星と木星が縦に並ぶニュースを思い出して探してみた もう位置はずれてしまっているけど この二つの星は明るくて目立つ

同じように朝焼けを撮影している 学生さんらしき青年も居た
5時40分になるとフェリー売り場が開き往復券を購入 待機列に並び替えて時間まで待ち 10分前から入場
6時20分定刻通り 出向 ゴルフバックを担いだ人が大勢居た 有名なコースがあるのかな?

40分の短い海の上の移動を終え 豊津館山道路を使い一気に向う 分厚い雲が山を覆っていたが
高速を降り終える頃には青空が 今日は良い天気になりそうだ
とくに道間違いもなく 7:50分 和田漁港に到着

車はどこへ置こうかな?と探している時に 雑談している おばーちゃんと軽トラのじーさんが居たので聞いてみた

「おはようございます くじらの解体見学に来たのですが 車ってどこに置いていいんでしょうか?」と
すると おばーちゃん  「くじらあがったのか? いつ?」て言うじゃないか そこで じーさんが「あー車はあそこへおけばいいよ と指差して教えてくれた」

地元じゃ珍しいもんじゃないから 感心が薄いんだよと 笑って応えた まぁ そんなものかもしれないな
予定通りついたは良いが、時間があったので、近くの道の駅へ 目的はトイレである(笑)

車で5分ほどの距離にある 道の駅 和田浦 WA・O! ここには実物大の骨格標本が展示してあった さすがに大型鯨はでかいな
お昼をここで食べるのも いいかも
再び漁港に戻る 捕まえたくじらは どうなってるんだろう? 9時半開始なら その前に引き上げ準備があるだろうと ウロウロ
鮮度を保つ為 生かしてるとか?

身なり的に報道ぽいカメラ2台持ちの女性が居たので そちら方面へ 船が海へと出て行き沖合いで停泊 なにか作業している

ワイヤーがピンと張り なにか引っ張ったまま 戻ってきて それらしき 影が見え始めた
どういう状態にしているのか疑問だったが 生かしておかず 血抜きを兼ねて腹を割いてあるようだ 内臓の一部がちょっと気持ち悪い
丸いブイ 見たいのは どの部位なのかな? このころになると いつの間にか 人が続々集まり始めてきた
川を挟んでくじらの陸揚を待つ 待つてる人の中に 朝方 朝焼けを撮影していた 青年が漁港側に居た
彼もこれが目的だったのか(その後 二言三言言葉を交わす)
大きなコンテナに氷を入れて準備する そろそろかな?
予定時刻の9時半になり 引き上げ開始
ぶら下がっていた 内臓を切り取り 寸法を測る
調査捕鯨の名目もあるだろうし ここはしっかりしておかなければならないのだろう
岸壁に固定してた時 歩幅で10mちょっと位なのかな?と 聞き耳立てていると 9m90ごにょごにょと聞こえた

およそ全長10mのツチクジラだ
一通り寸法を測り終えると 解体開始
尾びれを切断 次にムナビレ
剥がし切り取った部位は氷水のコンテナへと放り投げられる
近くに居ると跳ね返りの水はぶっかかることに、めんどくさいのか 水が掛かるよ どいて とは注意してくれない 人が居ようとお構い無しに投げ込んでくる
刃を入れ ワイヤーを通すと ウインチで引き始める
刺さっていた 銛が生々しくて痛々しい
ある程度切り剥がし
ワイヤーを通して これもウインチで引っ張る

皮膚をめくる際ちょっと引いて、肉を切り ベリベリと音がし刃を入れ 引いて 切り 引いて 切りを繰り返し めくり剥がしていく
動画で見たとは言え 直接見ると迫力が違う 映像では伝わらない空気感 掛け声と共に刃を入れ息が整った連携で捌いていく
 

大きく剥がし裁いたのは 奥で 小分けをし仕事の分担がなされている
体が柔らかいのか 物凄く切れ味いいのか 面白いように ナタで切れていく
豆腐でもきってる様だ
ウインチは2台奥に左右にあり
剥がす位置により ウインチを乗り越え そして 作業場の両サイド数箇所に 滑車がありひっぱる方向を調整する
白いあれはなんだろう? この若い女性が主立って寸法や写真を撮影してるので、なにかしら調査対象の部位なんだろう


風向きもあるけど 臭いで気分が悪くなることなんてなさそうだ 血や解体されていく様子を見て声を上げる女性や子供も居ない
みんな 真剣に見入っている  掛け声と ウインチの音 肉が切れて下ろす時の音と 共に聞こえるのは シャッタ音
皮を剥がし終えると 肉へと
音声マイクを付け進行を撮影している女性に (後ほど漁港のお偉いさんにインタビューしている)
先ほど居た報道の女性はプレスとかかれた腕章をつけ、もう1人年配の男性が取材に来ていた。

動画撮影している外国人(SS?)などのほかに 家族連れやカップなど20数名ほど

暑いとは言え日差し下の私は殆ど汗をかいてないのだが、作業舎下の日陰の中の漁港の人達は みな汗だくだ
それと 足元が滑る為 長靴には滑り止めの金具がついているようで、コッンコッンと音が聞こえる
残りの内臓も引き出されるはじめ
なにあの青いの・・・・ これはちと グロいな
グロと言えば、子供たちが居るのに静かなもので ギャーギャー騒いでいる子供は居らず
大人だって 静かに見ている 生々しく血が流れているのに 不思議と気持ち悪いとは思わない

いや 内臓はやっぱ 気持ち悪いか・・・
次へ続く